新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、不安や偏見から感染者、濃厚接触者、医療従事者やその家族等への誹謗中傷やいじめだけでなく、接種が進んでいるワクチンについても、差別的な対応といった人権侵害がおきています。こうした偏見や差別は決して許されません。

事例
・感染したことを理由に解雇される。
・回復した後も出勤を拒否される。
・ワクチン接種を強要される。又は接種を拒否したがために出勤を見合わせるよう指示される。
・感染症の治療にあたった医療関係者が差別的発言を受ける。

※その他感染症等に対する誹謗中傷や差別的発言は、民事上の損害賠償責任を負う可能性・名誉棄損など刑事罰を受ける可能性もあります。

　連日のニュース等でご存じとは思いますが、感染対策をしても感染する方がいるなど新型コロナウイルス感染症の感染力は強大です。
　気を付けた方でも感染するということは、誰もが感染する可能性があります。SNS等で発言した方が翌日に感染する可能性もあり、いつ加害者が被害者になるかもわかりません。
　加害者がいなくなれば被害者もいなくなりますので、お互いを尊重し助け合う気持ちをもってみんなでこの危機を乗り越えましょう。

　インターネットやＳＮＳなどで流れている情報の全てが真実とはかぎりません。誤った情報により不安や恐れが大きくなったり、差別や偏見を助長してしまう可能性もあります。どの情報が真実なのかをしっかりと見極めて行動をしましょう。

○新型コロナウイルス感染症一般相談窓口
TEL 092-643-3288 （２４時間対応）
○ふくおか人権ホットライン  ※弁護士による無料電話法律相談
   TEL 092-724-2644 （毎月第4金曜日 15：00～18：00）
〇 みんなの人権110番
   TEL 0570-003-110 （平日 8：30～17：15）
〇 子どもの人権110番
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