毎年9月開催 「歴史と人権を考える日」献花式について
この「歴史と人権を考える日」献花式は、本町の発展に寄与し、筑豊・田川の名を全国に知らしめた炭鉱や、この炭鉱において不慮の事故で亡くなった多くの方々のことだけでなく、本町出身者で人権・命の尊さについて身をもって教えてくださった方々のことを、後世に語り継ぐ日として始まりました。
真岡炭鉱第三坑事故を発端として始まり、事故の発生した9月17日をもとに平成21年度より毎年9月に開催されております。
近年では、大雨災害や、震災などが多く発生しておりますが、そのような時も人権や命の尊さを大事にした出来事がたくさんありました。「命の尊さ」と「人としての心」を教えてくださった方々の、ご冥福を心からお祈りいたしますとともに、人権や命の尊さをあらためて、皆さんで考える日にしたいと思います。
【 目 的 】
人とひととの和をひろげ、自然と親しみ郷土を愛し、心やすらぐ町づくりを目指しています。本町として、人としての心を大切にしていきたいと思います。
そのような観点から、いじめや差別などによる人権侵害を防ぎ、人権や命の尊さを大事にしていきたいと考えます。
「歴史と人権を考える日」献花式実行委員会
~問い合わせ先~
糸田町役場人権推進課
TEL 0947-26-4024
貴船神社境内にある鎮魂之碑で、豊国炭鉱坑内事故により亡くなられた人の慰霊碑です。
豊国炭鉱坑内事故の犠牲者は、明治32年6月には210人、同40年7月には365人(この事故は、明治期最悪の事故として記されています)。いずれも一瞬のうちに犠牲者を出しました。
当時は日露戦争の前後であり、石炭の増産が直接戦局に影響を与える重大な時期の事故であったため、海軍大将東郷平八郎閣下が哀悼の意を込めて自ら表書を書いた碑であります。
その後もたびたびに事故などがあり、これらの犠牲者も一緒に慰霊するため、昭和10年1月1日に豊国炭鉱関係の各坑口名で土台をつくり、その上に鎮魂碑を設置しました。その後、豊国炭鉱の閉山と同時に鎮魂碑をそのままの姿で、現在の貴船神社の境内に移転しました。
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