史跡・文化財
銅戈
町指定文化財 第2号
銅戈(有形文化財)
この銅戈については、昭和25年8月に福岡県田川郡糸田町811-5付近で発掘された銅戈です。これは、故 鈴木積氏が自宅横を耕起中鍬で打ち当てて発見された銅戈だがこの時点で発見されたとされる銅戈の数は6本で、現在確認出来る銅戈は糸田町教育委員会所蔵の2本の銅戈と九州歴史資料館所蔵の1本だけです。現在まで出土した、銅戈の写真等が発見できず聞き取り以外証明できるものが無かったが、平成12年4月28日に九州歴史資料館の新原正典氏の小論文「糸田町古賀ノ峯出土銅戈の再検討」と共に、写真を寄贈していただき、5本の銅戈が確認できました。
聞き取り調査の内容は、仲江健治氏が詳細に調べておられ、その内容については、「故 鈴木積氏の居宅、糸田町字後夕811-5付近である。現在居宅の進入路の一部である。県道香春・糸田線沿い・消防第1分団2部格納庫の東50メートルほど北にはいったところにある。昭和25年8月故 鈴木積氏が自宅横の藪を耕起中鍬を打ち当てて発見した。6本の銅戈は重なった状態で比較的深く埋納されていて、他の共伴物は無かった。」
小論文の中にも、埋納遺構だったと結論づけられているように、青銅器武器型祭祀埋納品と考えられる。
この銅戈は、平成6年12月28日に町指定文化財第2号に指定されました。
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