糸田町ワンヘルス推進宣言
「糸田町ワンヘルス推進」を宣言しました
ワンヘルスとは、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全化」をひとつのものと捉え、一体的に守る考え方です。
福岡県では、令和3年1月に「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を制定し、令和4年3月には6つの基本方針を示した「福岡県ワンヘルス推進行動計画」を策定しました。
糸田町では、この理念に則り令和7年9月1日「糸田町ワンヘルス推進」を宣言しました。
【6つの基本方針(福岡県)~私たちにできること~】
1.人獣共通感染症対策
病原体の排除や侵入経路の遮断、免疫力の向上のため、日ごろから手洗い・咳エチケット等の基本的な感染防止対策や感染予防のための口腔ケアを行いましょう。
また、ペットと触れあったあとは手を洗う、草やぶなどに入る際は長袖・長ズボンを着用するなど、動物やダニなどからの感染に注意しましょう。
2.薬剤耐性菌対策
抗生物質の効かない薬剤耐性菌の発生を減らすため、処方された抗生物質は、途中で服用をやめず、用法用量を守り、最後まで飲み切りましょう。
また、薬剤耐性菌による感染症の一部は、動物から人、人から動物に感染することも確認されています。愛玩動物(ペット)が病気にならないように、日ごろからペットの健康にも気を配りましょう。
3.環境保護
地球温暖化対策として、二酸化炭素の排出を抑えるため、外出する際は自家用車ではなく、バスや電車などの公共交通機関を利用したり、自転車、徒歩で通勤通学をするよう、心がけましょう。
また、環境に配慮した商品を率先して購入したり、地域の自然を保全するための地域活動に参加しましょう。
4.人と動物の共生社会づくり
飼っている動物には、予防接種や健康診断を受けさせ衛生管理に気を配り、寿命を迎えるまで適切に飼養しましょう。災害時などで迷子にならないようマイクロチップへ情報登録して、装着しましょう。
また、野生動物とは適切な関係を保つため、餌を与えたり、人家に餌となるものを放置しないようにしましょう。
5.健康づくり
ハイキングや地域で開催されている自然観察会への参加等を通じて自然とふれあうとともに、身近な自然への理解を深めましょう。
ドッグランなどが整備された公園へ出かけるのもおすすめです。
6.環境と人と動物のより良い関係づくり
福岡県では、おいしい農産物・水産物がたくさん生産されており、四季折々の旬の食材を楽しむことができます。特に、旬の食材は、栄養価が高く、安価で、その時期に身体に表れやすい不調を整える働きがあると言われています。
福岡県で生産されたものを県内で消費する、地産地消を推進することは、農産物を輸送する距離が短くなり、エネルギーとCO2排出量の削減につながり、環境への負荷を軽減することもできます。
ぜひ、県産のおいしい農林水産物を積極的に買って応援、食べて応援しましょう。
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